能登半島地震の被災地で医療支援に当たった東北大学病院の医師らが10日に戻り、現地の様子を語りました。

 東北大学病院の医師ら8人でつくる災害派遣医療チームDMATは、石川県輪島市の病院で4日間医療支援に当たりました。

 水漏れや水没で医療機器が使えない中、外来患者の診察や重い病気の患者などを被災地以外の病院に移動させる業務に従事しました。

 東北大学病院DMAT藤田基生医師「病院の職員自体も被災している中で、必死に診療を継続しているというところで、かなり病院スタッフの疲弊も進んでいてですね、やはりそれだけでも普段提供できている医療が提供できない」

 東北大学病院では、継続的に医療スタッフを派遣していくことにしています。