宮城県立精神医療センターの移転候補地として以前検討されていた名取市の土地について、地権者の取得への合意が得られたとして地元住民らが県にこの場所での再建を要望することになりました。

 地元の住民らが会見を開き明らかにしました。県立精神医療センターの移転候補地として、地権者10人の合意が得られたのは名取市愛島塩手の県立がんセンター西側の土地、約よそ6万2000平方メートルです。

 この土地は以前、精神医療センターの移転先として検討されていましたが、2016年に地権者の合意が得られず白紙となり、その後県による病院再編構想が浮上しました。

 地元住民らは県の病院再編構想を白紙に戻し、この場所に精神医療センターを単独で再建してほしいとしていて、2月中にも県に要望書を提出することにしています。