宮城県が進める仙台医療圏の4病院再編について、村井知事は東北労災病院と県立精神医療センターを合築してつくる新病院の整備は、基本合意ができてから5年以上はかかるとの認識を示しました。
県議会代表質問では、県が進める4病院再編について質問が相次ぎました。
守屋守武議員(自民党・県民会議)「進め方や説明の仕方において丁寧さを欠く。医療の役割に対する認識が不十分」
村井知事は再編の必要性を改めて強調した上で、基本合意に至っていない東北労災病院と県立精神医療センターの移転合築について、協議が拙速にならないようにすると述べました。新病院の整備については、基本合意ができてから5年以上はかかるとの認識を示しました。
村井知事「合築する新病院の開院や機能移転の時期は現在協議中でありますが、想定される病院整備の期間としては基本計画の策定や設計書の作成、その後の工事期間も含めて基本合意から5年以上は必要になると考えています」
4病院再編について、県は仙台市から要請されていた協議を22日から始めることを
明らかにしました。協議は原則非公開で県から保健福祉部長が、仙台市からは健康福祉局長が出席し今後の協議の進め方などを話し合うことにしています。