3月11日で東日本大震災から13年です。今も行方が分からない人の帰りを願って作られた、かえりびなの展示会が仙台市若林区で開催されています。

 この展示会は、震災の被災者らでつくる仙台かえりびなの会が毎年開催しています。

 かえりびなは、震災で今も行方が分からない人が帰ってこれるようにと着物や帯を使って作られています。

 展示されているのは、行方不明者の約10分の1に当たる260体です。震災からまもなく13年ですが、宮城県ではいまだだに1215人の行方が分かっていません。

 「震災のことを思い出すというか、忘れないようにする取り組みは大事だと思います」 今回は、能登半島地震の行方不明者への思いも込められています。

 仙台かえりびなの会松崎翠代表「いまだにまだ10人近くの方が見つかっていないということで、1日も早く家族の元に返してあげたいな、早く見つかってほしいなって思いでおります」

 展示会は3月16日まで開催されています。