2023年度で74年の歴史に幕を下ろす、宮城県気仙沼市の小学校で最後の卒業式が行われ、12人の卒業生が学び舎を巣立ちました。

 気仙沼市立中井小学校はピーク時の1959年には575人の児童がいましたが、2023年度は52人にまで減っていました。

 卒業生12人と保護者らが出席し、最後の卒業式が行われました。

 式では櫻井美佐子校長が「閉校までの1年間を素晴らしいリーダーシップで彩ってくれた。最後の卒業生としての自覚と誇りを胸に大きく羽ばたいてほしい」とエールを送りました。

 卒業生「卒業してしまったけど、まだもう少し中井小学校はあるのでまだちょっと楽しみたいなと思います」

 保護者「地域にこの学校が無くなると、子どもの声が聞こえなくなるのが一番寂しい」 中井小学校は新年度、唐桑小学校に統合され、児童たちはスクールバスで通うことになります。