開店から22年にわたり地域の人に親しまれてきたスーパー、宮城県富谷市の西友富谷店が閉店の日を迎えました。買い物先の確保に、富谷市は新たな企業の誘致に動いています。

 小笠原侑希記者「西友富谷店です。本日が営業最終日ということで、まだ午前中ですが早くも駐車場がいっぱいになってしまっています」

 富谷市の国道4号沿いにある西友富谷店は、アクセスの良さもありオープンした2002年3月以降地域の人たちに親しまれてきました。

 営業最終日の14日は多くの買い物客が訪れ、閉店を惜しむ声が聞かれました。

 買い物客「最終日はちょっと来てみたいなと思って。近くに無いとちょっと大変なんですよね、これからバスとか利用していかなきゃならないので」「ちょっと寂しいなあと、残念だなと思ってね。こういった大きなスーパーさんに来てもらってこの辺の地域活性化してもらいたいですよね」

 西友は、建物の老朽化や周辺の市場状況などを閉店の理由としています。

 100円ショップなどテナントの一部も14日に閉店しますが、その他のボウリング場などについては15日以降も営業を継続します。

 地域住民の生活に重要な買い物の場所が失われる今回の閉店を受けて、富谷市も対応に動いています。

 若生裕俊富谷市長「市民の皆さんから何とかしてほしいという声を市役所の方にも、直接私の方にもたくさん寄せられたところです。可能であれば西友さんの後にスーパーの開店をご検討ください、というお願いだけはさせていただいて検討していただいているところです」

 市は近くの住民に対し周辺の商業施設へ向かう路線バスの時刻表を配布するなど、様々な対応を進めていきたいとしています。

 若生裕俊富谷市長「出店要請、買い物バスの拡大、移動販売の拡大をしっかり他のスーパーさんに要請をしていきたいと思っております」