イスラエルの内閣は、パレスチナ・ガザ地区への支援物資の搬入を国際機関を通じて拡大することを決定しました。
イスラエルメディアは6日、内閣がガザ地区北部への支援物資の搬入拡大を承認したと報じました。
国際機関を通じて実施されるとしています。
ただ、極右の閣僚からは「ハマスを打ち負かすまでは、一切提供するべきではない」との反対意見も挙がったということです。
ガザ地区への支援物資搬入を巡っては、イスラム組織ハマスが物資の積まれたトラックを略奪したとの報道を受けて、先月末に一時停止されていました。
WFP(国連世界食糧計画)は、停戦が実現すれば「翌日までに物資を積んだ500~600台のトラックがガザに入る準備ができている」としています。
一方で停戦交渉の中では、ハマスがイスラエルなどが支援する「ガザ人道財団」が配給に関わらない形を求めています。
イスラエルの情報筋は「ハマスの要求は当然だが、そのようにはならない」と強調しています。