凶悪事件で起訴するかどうか。小学生が検察官の仕事を体験するイベントが都内で開かれました。

検察官 「どうして起訴するの?」 小学生 「指紋がついているから」 検察官 「すごいね。決めたんだ。自分で」

 26日に東京・渋谷区で開かれたイベントには小学3年生から6年生までおよそ200人が参加しました。

 イベントでは、歩行中の高齢者がバッグを奪われてけがをしたという架空の強盗致傷事件を題材に、証拠がそろっているか見極めて起訴するかどうかの判断をしました。

 小学生たちは頭を悩ませながらも、それぞれ検察官として結論を出していました。

参加した小学3年生 「いろいろ話を聞いて事件を解き明かす。ちょっと難しそうだったけど、そこがいいんじゃないかなって思いました」

 今回のイベントは、検察官の仕事について知ってもらう法教育の一環として東京地検が初めて開いたもので、「検察官の仕事に興味を持ってもらって法曹を目指す人が1人でも増えたら」としています。