原子力規制委員会は、再稼働を目指す北海道電力泊原発3号機の安全審査について、合格としました。
原子力規制委員会は北海道電力泊原発3号機について、再稼働の前提となる安全対策が新規制基準に適合しているとする審査書案などについて議論していました。
一般から寄せられたパブリックコメントへの考え方も踏まえ、委員会は30日の会合で審査書案を了承しました。
新規制基準に合格した原子力発電所は全国で18基目で、中国電力の島根原発2号機以来、およそ4年ぶりです。
北海道電力は、2027年のできるだけ早い時期の再稼働を目指すとしています。
泊原発3号機については、審査の過程で敷地内にある断層の活動性の調査が長期化した影響などで申請から合格までおよそ12年がかかりました。