急速に少子化が進むなか、中国当局は満3歳までの子ども1人あたりに毎年3600元=およそ7万4000円の補助金を支給すると発表しました。
国家衛生健康委員会などの担当者は30日の会見で、中国社会の現状について「経済社会の発展に伴い、人口増加型から人口減少型へと大きく移行し、少子高齢化、人口増減の地域格差が顕著となっている」との認識を示しました。
今回の補助金はその対策の一つで、確実に支給するためにおよそ900億元=1兆8500億円規模の基金を設立するとしています。
新華社通信は2000万以上の世帯が恩恵を受けると報じていますが、急速に進む少子化に歯止めを掛けられるかは不透明です。