カムチャツカ半島付近を震源とする地震により、南太平洋にある島国のツバルでも津波警報が発令されています。ツバルは標高が海抜2メートルほどで、人口1万人ほどの国です。

 これまでに被害は確認されていませんが、ツバル政府は建物の高層階や高台などに避難するように呼び掛けています。

 カムチャツカ半島付近を震源とする地震の影響で中国の沿岸にも津波警報が出されました。

 中国・自然資源部の津波警報センターは、カムチャツカ半島付近の地震による影響で災害をもたらす津波が発生する可能性があるとして、下から2番目の「黄色津波警報」を発出しました。

 予測される津波の高さは30センチから1メートルで、中国東部の上海市や浙江省舟山市などに影響があるとしています。住民には海岸から離れるように呼び掛けられています。

 ロイター通信によりますと、カムチャツカ半島付近を震源とする地震でサハリンの電力網が損傷し、停電が起きているということです。