新米の季節到来です。宮城県の気仙沼市や南三陸町などで生産されるブランド米「南三陸米」の出荷が始まりました。気になる価格は?

 気仙沼市の階上精米センターで行われた新米出発式には、JAの関係者ら約30人が出席しました。

 南三陸米は「ひとめぼれ」の一等米から厳選された地域ブランド米で、粘りの強さと飽きのこない甘み、もっちりとした食感が特徴です。

 19日は新米3トンが第1便のトラックに積み込まれました。

 今年は猛暑や水不足の影響で、一部の農地では収量が減っているものの、等級検査の結果は良好で例年以上のうまみや香りが期待できるということです。

 JA新みやぎ南三陸地区・阿部國博筆頭理事「大変粘りもあっておいしいと思っています。南三陸地域の一等米を原料として取り扱ってますし、安心安全ということだけでなくておいしさを届けたいという切実な思いを込めておりますので、ぜひ味わっていただきたいと思います」

 南三陸米は5キロ4670円、10キロ9260円で、市内の直売所の店頭に並び、さっそく新米を手に取るお客さんの姿が見られました。

 客「毎年食べてますけど、(最近は)値段が良いからね。それでも食べたいと思ってきました。新米だからね。夕飯に食べてみたいと思います」

 今年は150トンの出荷を目指していて、直売所のほか気仙沼市内のスーパーなどで販売されます。

 宮城県内の主なスーパーなどでの新米の販売状況をまとめました。いずれも県内産のひとめぼれです。

 食品館イトーでは20日から、ヨークベニマルでは22日から販売予定です。

 県内のイオンとみやぎ生協、ヤマザワでは、23日からです。

 ダイシンは県外産は既に販売をしていて、県内産は10月ごろを予定しています。

 そのほか、ジャパンミートは買い付けの状況次第で販売したいということです。