ごみ焼却施設が老朽化しごみの最終処分場も近く満杯になってしまうとして、宮城県塩釜市は隣接する自治体がつくる衛生処理組合に加入を申し入れました。
塩釜市が加入を申し入れたのは、多賀城市や利府町などが共同で廃棄物を処理する宮城東部衛生処理組合です。
塩釜市では、ごみの焼却施設が老朽化している上、一般廃棄物の最終処分場が6年後には満杯となってしまうことが懸念されています。
市単独での施設整備を検討してきましたが、建設費の高騰が見込まれることなどから断念しました。
塩釜市の試算では組合に加入した場合、市単独で事業を行うことに比べ、20年間で約150億円負担を抑えられるということです。
佐藤光樹塩釜市長「塩釜焼却炉は、今壊れてもおかしくない状態です。現状も知っていただいておりますが、前向きに検討していただきたい」
組合の管理者である深谷晃祐多賀城市長は「組合と塩釜市の双方に利益があるよう議論を重ねていく」としています。