宮城県岩沼市の海岸で4月、保育士の女性が殺害された事件で、仙台地検は22日、殺人の罪で起訴された被告の男(22)を窃盗の罪で追起訴しました。

 追起訴されたのは、岩沼市土ケ崎の無職佐藤蓮真被告(22)です。

 起訴状によりますと、佐藤被告は、岩沼市内や名取市内などで、殺害した女性のショルダーバッグから、現金1144円やキャッシュカード4枚などが入った財布を盗んだ罪に問われています。

 佐藤被告は、4月12日の夜、岩沼市の海岸で、保育士の行仕由佳さん(35)を殺害した罪で6月に起訴されました。

 関係者によりますと、佐藤被告は友人や消費者金融から借金を重ねていたとみられ、逮捕当時の調べに「行仕さんからも複数回借金していたがすべて返済した」などと供述していました。

 佐藤被告の裁判員裁判の初公判は、3月4日に仙台地裁で開かれます。