岐阜県にある世界遺産の白川郷で観光客がクマに襲われ、けがをしました。

 5日午前8時半ごろ、白川村で散策していたスペイン人の男性観光客が草むらから出てきたクマに背後から突然、襲われました。

 男性は右腕を引っかかれる軽傷です。

 クマは体長1メートルほどで、子どものツキノワグマとみられています。

観光客 「(Q.クマが出ましたが?)きょうですか。本当に身近にクマの被害が迫ってきているんですね」 「怖いです。こんなに人通りがあるところで」

 現場は合掌造りで知られる白川郷の中心部です。

 クマは餌(えさ)を求めて山から降りてきた可能性が高いということです。

 また、新潟県妙高市でも4日、ランニング中の30代の男性が2頭のクマに襲われ、右腕を骨折するなどの重傷です。