仙台市青葉区に住む会社員の70代男性が、マッチングサイトを名乗る広告を通じて知り合った“女性”らに約4000万円をだまし取られました。

 警察によりますと、男性は9月22日ごろ、「好みの女性紹介します」という広告にアクセスし、紹介サイトで女性を名乗る人物と出会いました。

 女とネット上でやりとりしているうちに「直接会いましょう」と伝えられましたが、直接会うためにはシステムで「カードを購入しないといけない」と言われ、後で返金するというサイト側を信用してしまいました。

 男性はその後も「サーバーのエラーで手続きがうまくいかない」「返金ができない」「システムの修復費用が必要」などと伝えられてネットバンキングで送金しました。

 男性は約2週間の間に計18回にわたり1万円~1000万円、計約4000万円を指定された国内の金融機関のばらばらの名義の口座に振り込みました。

 4日になって友人に相談し、詐欺だとわかって警察に被害届を出しました。

 警察では「SNSでお金を要求されたら詐欺だと疑い、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。