フランスの高速道路で、電気自動車が走行しながら充電できるシステムの世界初の実証実験が始まりました。
電気自動車が走行しながら充電できるシステムが整備されている実際の高速道路を使って、世界初の実証実験が行われています。
車線の1本に1.5キロにわたって送電コイルが埋め込まれています。
受電コイルを搭載した電気自動車が上を走行することで「電磁誘導」による電流が発生し、ワイヤレスで充電できる仕組みです。
バンシ社 プロジェクト責任者 「すべてが路面下に埋め込まれているため、景観を損なわず、道路利用者への影響もない。道路の表面はまったく変わらず、見た目にも走行感覚にも違いはない。積載バッテリーを小型化でき、充電のために停車する必要もなく、車両は軽く、より安価で、エネルギー効率もより高い。この技術の持つ可能性を明確に示せている」
この実証実験で効果が認められれば、2035年までにフランス全土で9000キロに拡張する計画です。