宮城県気仙沼市に本社を置く水産関連企業が、UAE=アラブ首長国連邦を構成する国の1つ、アブダビ政府と覚書を結びました。今後、アブダビ政府の後押しを受け世界的な食料危機を回避するための、巨大食糧基地建設を推し進めるということです。

 アブダビ政府と覚書を結んだのは、気仙沼市本社で水産物の選別や箱詰めのラインなど水産関連の機械を製造販売しているシー・テックです。

 シー・テックはアラブ首長国連邦の首都、アブダビで開催された国連主催の会議、世界食料安全保障サミットに参加していて、今後は、アブダビ政府の強力な後押しを受けながら将来懸念される世界的な食糧危機を回避するために、日本の水産技術を核とした巨大な食糧基地の建設計画を推し進めるということです。

 このほかにもシー・テックは、中東を拠点に世界的なシーフードビジネスを展開していく方針だということです。