1日と2日、仙台を会場に人気ゲームアプリ「ドラゴンクエスト」のウォーキングイベントが開かれました。全国から多くのファンが訪れ経済的な効果も大きかったようです。

 川村彩音記者「秋晴れの下七北田公園には大勢のプレイヤーの姿が見られます」

 仙台を舞台に開かれた人気ゲームアプリ「ドラゴンクエストウォーク」のリアルイベント。

 メイン会場となった仙台市泉区・七北田公園周辺などには、宮城県内外から多くのファンが訪れました。

 東京から「最初のが出た時からやってますので(ドラクエ歴は)もう39年になります。本当に冒険している感じがして楽しいです」

 千葉からの親子「ドラクエ3の勇者の格好ですね。頑張って作ってみました」子「楽しい」

「ドラゴンクエストウォーク」はスマートフォンの位置情報を使い、出現するモンスターを倒して冒険を進めるゲームアプリ。

 イベントではゲームと連動したスポットを巡ることで「地域限定のモンスター」と出会えるほか、ゲーム内の「特別な称号」を手に入れることができます。

 中津川夏帆記者「青葉区の商店街にはスライムが出現しています!いつもとは違う商店街の雰囲気です」

 またウォーキングイベントと連動し、市中心部の6つの商店街では「ドラゴンクエストウォーク秋祭り」も開催されました。

 「秋祭り」は全国で初めての取り組み。商店街に設置されたスタンプを集めるスタンプラリーや、対象店舗を利用するとステッカーがもらえるキャンペーンなどが人気を集めていました。

 男性(仙台から)「20年以上前からこのゲーム好きなので、地元で(イベントを)やっていることがすごく感慨深いものがあります」

 こちらは対象店舗の一つ「お茶の井ケ田」。

 人気のずんだシェークなどを買い求める人で列ができていました。

 客(大阪から)「ひんやりしてて甘すぎずおいしいです」「(仙台には)一回来てみたかったし食べ物も仙台名物食べたかったので、イベントと一緒に」

 仙台市は、市を訪れる人を増やそうとこうしたゲームなどと連動したイベントの誘致を進めています。

 2024年5月末から4日間開かれた「ポケモンGO」のイベントでは、宿泊費や飲食費などでおよそ74億円の経済効果がありました。

 今回のイベントでも経済効果は大きかったと見ています。

 仙台市観光戦略課日下和彦課長「今回のイベントには3万人以上の方が参加してくださったと伺っております。それぞれの方が観光や飲食などをしてくださっていると思いますので非常に大きな経済効果があったと思っています」

 仙台市では引き続きこうしたイベントの誘致を行っていく方針です。

 日下和彦課長「できればまたこういった大きなイベントを実施して全国から多くの方に来ていただいて仙台のファンになっていただきたいと思います」