中国政府が国民に日本への渡航自粛を呼び掛けたことを受けて、小野田経済安全保障担当大臣は「経済的威圧をしてくるところに依存しすぎるのはリスクだ」と述べました。
小野田経済安全保障担当大臣 「なにか気に入らないことがあったらすぐに経済的威圧をしてくるところに対して依存しすぎるということは、サプライチェーンリスクだけでなく観光に対してもリスクではあるので、リスクの低減を常日頃から皆が考えながら経済を回していけたらいいなと」
小野田大臣はこのように述べ、特定の国への過度な依存に警戒感を示しました。
野村総研の専門家は、2012年の尖閣問題の時のように中国からの訪日客が年間でおよそ25%減った場合、消費額が1兆7900億円減り、実質GDPを0.29%押し下げると試算しています。