関越道で起きた車67台が絡む事故による通行止めは28日未明、発生からおよそ29時間後に上り線で解除されましたが、下り線では解除の見通しがたっていません。

■全面復旧見通せず

 27日、現場には黒く焼け焦げ骨組みだけとなった多くの車が残されていました。

 26日午後7時半、関越道の水上インターチェンジ付近で起きた多重衝突事故。中型トラックに大型トラックが衝突したのをきっかけに67台が絡む大惨事になりました。

 うち1台から出火、合わせて20台が燃えました。

 この事故で、東京・調布市の脇田美雪さん(77)が死亡。26人がけがをして5人が重傷です。また、27日、新たに1人の遺体が見つかりましたが身元や性別は分かっていません。

 警察は、事故当時、現場に雪が降っていて車両がスリップしたことが原因とみています。

 上り線の通行止めは28日未明、解除されましたが、下り線では通行止めが続いているため、NEXCO東日本は上信越道や磐越道などへの迂回(うかい)を呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2025年12月28日放送分より)