埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故から28日で1年です。現在も周辺の店舗は休業を余儀なくされるなど、生活への影響が続いています。

 立っているすぐ後ろでは今も大規模な工事が続いています。地表から10メートルほどの場所に埋められた下水道管に向けて、道路は深く掘られたままです。

 去年1月28日、八潮市で下水道管の老朽化により道路が陥没して、転落したトラックの運転手の男性(74)が死亡しました。

 復旧工事のため今も現場周辺の道路の一部は封鎖されていて、周囲では臭いなどの問題も続いています。

 住民以外が立ち入れない地域で喫茶店を営業する女性は、現在も休業を余儀なくされています。

現場付近で喫茶店を営む松井多恵子さん(81) 「恐ろしいもので慣れてくる、臭いも、多少の揺れは。(臭いは)1年間も吸っているから。(客が来なくて)人と会うことがなくなったので本当につまらない」

 県は、周辺の事業者に一律で10万円の補償金を支払うほか、個別の相談にも応じるとしていますが、下水道のバイパス工事が完了するまでには早くてもあと5年はかかると見込まれています。

 周辺の住民が事故前のような生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかります。