アメリカ政府の高官が、中国が秘密裏に核実験をしていたと指摘しました。核実験禁止に関する条約に違反すると中国軍が認識し、隠蔽(いんぺい)を図ったと主張しています。

米 ディナノ国務次官 「アメリカ政府は中国が数百トン規模の核爆発を伴う核実験を実施したことを認識している」

 6日、スイスのジュネーブで開かれた国連の軍縮会議で、アメリカのディナノ国務次官は、中国が2020年6月、秘密裏に爆発を伴う核実験をしたという分析を明らかにしました。

 また、中国軍はCTBT=包括的核実験禁止条約の義務に違反することを認識していたため、発覚しないよう隠蔽措置を講じたと主張しました。

 これに対し中国の沈健軍縮大使は、ディナノ氏の主張に直接言及しませんでしたが、「アメリカは中国の核脅威をあおり続けており、そのような言動には断固反対する」と述べています。

 トランプ大統領は核軍縮について、アメリカとロシアに中国を加えた新たな枠組みの構築が必要だとの認識を示していて、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、アメリカの主張は新たな核軍縮の枠組みに中国も参加するよう圧力をかける取り組みの一環だと伝えています。