テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環でSDGs企画をお伝えします。23日は「つくる責任つかう責任」です。現役の猟師が発案したクマ肉を使った料理で猟師の待遇改善にも取り組んでいます。
一見、牛肉のように見えますが…実はクマの肉が使われています。
千葉県君津市にある道の駅ではジビエ料理を味わうことができます。
店を切り盛りするのは日頃シカを駆除をしている現役の猟師です。
駆除されたクマは大部分が焼却か土に埋めて処分されます。
そのクマ肉を無駄にしないよう、ジンギスカンならぬ「くまギスカン」を開発しました。
各地でクマに襲われる被害が相次ぎ、2025年度にはこれまでで最も多い13人が死亡しました。
駆除されたクマの数も2006年度以降、最多のおよそ1万3400頭に上ります。
その一方で、クマの駆除にあたる猟師の高齢化や危険度に対し、報酬が少ないことが問題になっています。
「くまギスカン」発案 仲村篤志さん 「70歳超えてるようなハンターさんの方が4キロ、5キロある鉄砲を担ぎながら、積雪6メートルの中をスイスイスイスイ歩いていくんですよ。あの苦労をなんとか自分でできること、その環境には置かれていないけど、関東にいながら出来ることがないのかなと思って考えている」
猟師の苦労を知る仲村さんはクマ肉を積極的に購入。調理をして付加価値をつけるなどし、販売まで一貫して行うことで“買い手”がいる状況を作り出し、猟師の待遇改善にもつながっています。
仲村さん 「経済効果を生み出しながら地域活性化をすることに使った方が、僕はその命に関しては有益に使われているんじゃないかと思う」
クマ肉というとかたそうなイメージもありますが、食べやすく調理されていました。
仲村さんは今後、駆除を担う方が持続可能な形で活動していくためにも、企業との連携が必要だと話していました。