山形県の町長による町職員へのハラスメントについて、町議会は辞職に相当する行為として責任の取り方を考えるよう求める問責決議案を可決しました。

■町長パワハラで問責決議

 4年前初当選した山形県西川町の菅野大志町長(47)。菅野町長を巡っては、退職を希望していた元職員の襟元をつかみ町長室に連れ込むなど、パワハラと疑われるような行為が指摘されています。

 元職員を町長室に連れ込んだとする事案について、去年10月に開かれた百条委員会ではこのように話しました。

菅野町長 「(つかんだのは)再現動画のような、高さではないと思う。引っ張ったことは事実だが、抵抗されたという記憶はない」

 また、元課長補佐の職員が、町長から強く批判されたとする証言については…。

佐藤光康委員 「どんなことを課長たちの前で言ったのか記憶にございますか」

菅野町長 「私がですか?それは記憶にございません」

 今回指摘された証言について、おおむね事実関係は認めましたが、パワハラの認識はなかったとの主張を繰り返していました。

 これを受け先月、百条委員会が町職員に対するパワーハラスメント7件を認定。菅野町長は責任の取り方として、来月19日で任期満了となる自身の退職金およそ2200万円を、受け取らない意向を示していました。

 13日の議会では、この退職金自体に関する条例案が可決。しかしその後、議員から菅野町長に対する問責決議案が追加提案されました。

佐藤耕二町議 「菅野大志町長の責任は重大であり、猛省を促すとともに、辞職に相当する行為。今後責任の取り方を菅野大志町長自身がよく考え、町民が納得できるよう説明していただきたい」

 問責決議案は、議長を除いた全議員の賛成で可決。法的拘束力はありませんが、退職金自体に加え、改めて責任の取り方を考えるよう求める形となりました。

菅野町長 「深く重大なご指摘をいただいたと反省しております。現時点で今私ができる責任の取り方というのは、退職金を受け取らないこと、再発防止に取り組むということ」

 任期満了に伴う町長選挙は、来月7日に告示されますが、現時点では菅野町長も含めて出馬を表明した人はいません。

 一連のハラスメント疑惑については、第三者委員会による調査の結果が今月16日に明らかにされる予定で、菅野町長は自身の進退について報告書の内容を踏まえて考えたいとしています。

(2026年3月14日放送分より)