手足の不自由を乗り越え口や足で筆をとり、キャンバスに向かう芸術家たちがいます。その魂がこもった作品展が東京・小平市で開かれています。

 器用に舌を使ってペンをとり、口にくわえてキャンバスに向かうのは、画家の森田真千子さん(70)です。

 生後10カ月の時、高熱によって脳性まひとなり、両手両足が不自由になりました。

 小学生になると口で作品を描き始めましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。

 「やめることはいつでもできる。大切なのは挑戦していく姿勢。生きていく姿勢」。

 障害で体が揺れてしまう一方、キャンバスとの距離が近いからこそ、細かいところまで見え、精巧な作品が描ける「強み」もあるといいます。

画家 森田真千子さん 「生きがいとして、口を使って、できることはこれからもやっていきたい」

 森田さんをはじめ、各国の芸術家たちが口や足で丹精込めて描いた作品およそ70点が並ぶ絵画展は17日まで開催されています。