2026年版の防衛白書の素案が判明しました。中国や北朝鮮など周辺国の情勢分析に加え、AI(人工知能)や無人機を活用した「新しい戦い方」の動向について新たに記載しています。

 新しい戦い方についてはロシアによるウクライナ侵攻で安価な無人機を大量に投入し、従来の砲弾やミサイルと組み合わせて大規模な複合攻撃が展開されていると説明しています。

 そのうえで、平素からの備蓄や十分な戦闘継続能力を確保することが課題だとしています。

 また、「防衛生産・技術基盤は、いわば防衛力そのもの」だとして強化する必要性を強調しています。

 中国については去年12月の中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射など、日本周辺での活動が活発化していることに触れ、「総合的な国力と同盟国・同志国との協力・連携により対応すべきもの」としています。

 台湾周辺でも軍事活動を活発化させ、常態的な活動の既成事実化と実戦能力の向上を図っていると分析しています。

 北朝鮮については急速に進展するロシアとの協力を通じて「軍事力が中長期的に増強されるおそれがある」と指摘しています。

 白書は8月にも閣議決定される方針です。