2つの台風がもたらした激しい雨と風の影響が日本列島各地に出ています。山口県では土砂が家屋に流入、福岡県では住宅の敷地が陥没するなど被害も相次いでいます。

■各地で被害も…台風7号最新情報

 台風と梅雨前線で各地、記録的な大雨となりました。

 夜明け前、1度目のピークを迎えた大雨。夜が明けると、各地の被害が明らかになってきました。

近所の人 「ゴトンというか、すごい音で崩れ落ちて、前の方がドーンと落ちているような」

 福岡県田川市では地面が陥没し、大きな穴が。建物が沈んでいるのが分かります。穴の大きさは縦9メートル、横6メートルで、深さは5メートルほどとみられています。

近所の人 「穴がどんどん広がっていった。こんなことはあり得ない、普通は。びっくりしました」

 この陥没によるけが人はいませんが、穴が広がる恐れもあり、周辺のおよそ20世帯に避難が呼び掛けられ、一部住人が避難しています。警察は連日の雨の影響で陥没したとみて、詳しく調べています。

 山口県平生町では土砂災害が発生。元々、木々が生い茂っていた斜面は土砂崩れが発生し、地面がむき出しの状態に…。当時、平生町にはレベル2の「大雨注意報」と「土砂災害注意報」が出ていました。

 土砂が流れ込んだ2階建ての住宅は傾き、1階部分は埋もれてしまっています。こちらの住宅では70代の男性が行方不明となっていました。

行方不明男性の知人 「(Q.心配ですね)そうですよ、気になって。世話になっているから」

消防 「家族の情報を元に、ここにいたであろうという所に向けて重機で土砂の排出作業をしている段階」

 この住宅には家族5人が住んでいて、27日午後、行方不明だった74歳の男性が発見され、心肺停止の状態で病院に搬送されました。また、70代と40代の女性2人が重傷、20代男性が軽傷で病院に搬送されています。

 奈良市では56歳の男性が溝に落ち、右足の骨を折る重傷となっています。

 台風8号は温帯低気圧に変わり、日本から離れていきましたが、東海沖を進んでいる台風7号は、夜にかけて静岡や関東に最接近する見込みです。

 神奈川県横須賀市の一部地域では、9万人以上に避難指示が出されました。

 午後になり、関東では2度目の雨のピークを迎えます。

 レベル4土砂災害危険警報が発表された千葉・館山市。君津市では道路に水が流れ、冠水しています。

千葉県議 須永和良さん 「道路の部分が低くなっていて、その下に小さい川が流れている。そこがあふれて道路の上まで水が来た。非常に危ない状況」

 君津市を流れる川はこの雨で増水し、一部地域で避難指示が出ました。

千葉県議 須永和良さん 「普段はこんなに堰(せき)に水がなくて、堰も普段は閉まっているが、今回は非常に水位が上がって、堰も開けて何とか流している。午後5時、6時がさらに雨が強くなる予報。君津市はがけも多いから土砂災害も含めて非常に心配。水位が下がらないまま次の雨を迎えることがなかなかないから、非常に心配」

 銚子市では、24時間雨量が6月の観測史上1位となっています。

タクシー運転手 「きょうはだめですね。人の動きが止まって、ない」 「(Q.影響出ている?)ありますね」

 館山市の一部地域などでは、避難指示も出されました。

きのうから避難(80代) 「高齢の1人住まい。子どもが東京や群馬にいるので心配かけたくない。ここに来れば子どもも安心」

避難所スタッフ 「9世帯11人が避難している。早めに自分の地区の避難所を確認して、雨が本格的に強くなる前に避難すると安全」