クマの活動が活発になる秋を迎え、東北農政局などは農家などを対象にセミナーを開催し、身を守る方法や農地への侵入防止策を紹介しました。

 東北農政局や東北環境局などが主催したセミナーには、農家や自治体の関係者など1200人がオンラインで参加しました。

 クマの生態に詳しい東京農業大学の山﨑晃司名誉教授が講師を務めました。

 東京農業大学山﨑晃司名誉教授「学習能力が他のほ乳類に比べて高いと言われ、学習を通して人間にとって不都合なことを学ぶ機会もあることを是非覚えて下さい」

 クマは、餌がある場所を学ぶと繰り返し出没する傾向があるとして、電気柵を設置するなど対策を呼び掛けました。

 環境省によりますと、2025年のクマによる人身被害は全国で216件あり、このうち約7割に当たる146件が東北地方で発生したということです。

 仙台市青葉区では、国の地方機関と東北6県による被害防止に向けた連携会議が開催されました。

 ツキノワグマ対策関係機関連絡会議は、環境省が主導して2026年度から新たに設けられました。

 国の地方機関のほか東北6県と新潟県の担当者約40人が出席した会議では、環境省が今後、緊急銃猟の研修会を開催するほか、捕獲に向けた交付金を追加で配布するなど、対策を強化する方針が示されました。

 東北環境局東岡礼治局長開始「2025年に東北では深刻な被害が出たので、これから秋を迎えてクマの出没に警戒をしていただく」