空気が乾燥する冬場の火災に備えようと、解体予定の建物を活用した訓練が仙台市泉区で行われました。

 火災が発生した際の対応や救難技術の向上を目的に行われた訓練には、泉消防署の署員約20人が参加しました。

 訓練には、築38年で8日に解体予定の鉄骨造の共同住宅が活用されました。

 署員たちは煙が充満した室内に入り放水に加え、外に向かって放水して室内の気圧を下げて水とともに煙と熱気を一気に外に放出する水流ベンチレーションを行います。

 室内の煙が減ったタイミングで、取り残された人を救助しました。

 更に、施錠された屋内に取り残された住民を救助するという想定で、エンジンカッターやおのでドアを破壊する手順を確認しました。

 そして、2階に署員が取り残された想定で、約6メートルのはしごで救助訓練も行われました。

 泉消防署管内では1月から9月までで41件の火災が発生していて、前年同期間よりも23件、10年平均でも11件上回っています。

 泉消防署小野保副署長「より実践的な訓練ができたと思っています。空気が乾燥する季節を迎えるに当たって、我々としても技術の向上を図っていく機会になったと思っています」