第6波が県内にも押し寄せる中、仙台市内の医療機関では、発熱の症状による来院が急増しています。

 医療現場では、診療体制を維持しようと必死の状況が続いています。仙台市青葉区の土橋内科医院です。

 敷地内に設けられたプレハブの発熱外来の診察室には、年明け以降1日当たり10人が連日、訪れています。

 特に最近は、子どもの感染を疑う保護者や10代・20代の若者からの問い合わせが増えていると言います。

 看護師「(11月・12月は)1日に2、3件の検査はあったが、陽性になる人はいなかった。それが今は(陽性者は)数名の方がいらっしゃいます」

 こちらの医療機関では10人のスタッフで発熱外来に加え、3回目のワクチン接種や通常診療にも対応しています。

 1人でもスタッフが感染した場合、これら全ての医療業務を中止することになるため、院内での黙食の徹底や仕事が終わったあとは大人数での会食をスタッフ全員に禁止しています。

 土橋内科医院小田倉弘典院長「自宅で療養する方のフォローアップを開業医が行わなければなければならないケースがかなり増えてくると思うので、そういう面の対応をしっかりやらなければならないと思っています」