宮城県で27日、新たに474人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

 気仙沼市の高齢者施設では10人の陽性が確認され、県はクラスターと認定しました。

 また、仙台市の70代の女性患者1人が死亡しました。

 市町村別の感染者は仙台市283人、多賀城市28人、名取市25人、石巻市18人、大崎市・塩釜市各15人、富谷市13人、岩沼市10人、気仙沼市・柴田町9人、亘理町8人、利府町7人、登米市・丸森町5人、東松島市・蔵王町・七ヶ浜町各3人、角田市・大郷町・美里町各2人、白石市・栗原市・村田町・涌谷町・南三陸町・大河原・大和町各1人、県外2人です。

 年代別では、10歳未満120人、10代85人、20代74人、30代59人、40代71人、50代34人、60代15人、70代7人、80代7人、90代1人、100歳代1人です。

 宮城県の日曜日の感染者は、3月6日618人、13日544人、20日489人、そして27日は474人となり、3週連続で前週を下回りました。

 気仙沼市の高齢者施設で10人の陽性が確認され、県はクラスターと認定しました。マスク着用を徹底するのが困難な状況があったことや同一の空間で食事をしていたことが感染拡大に影響したとみられています。

 また、医療機関に入院していた仙台市の70代女性患者1人の死亡が確認されました。

 宮城県のまとめによりますと、27日午後1時時点で療養者は5322人です。内訳は入院中143人、宿泊療養848人、自宅療養3416人、入院・療養先の準備中・調整中915人です。

 確保病床の使用率は、宮城県全体で23.4%(122/521床)、重症病床は10.9%(6/55床)、仙台医療圏に限ると27.6%(94/340床)、重症病床は12.5%(5/40床)です。

 宮城県が発表している26日現在のPCR検査等の実施状況は、22日2549件(陽性518)、23日1949件(陽性694)、24日1639件(陽性450)、25日1013件(陽性555)、コールセンターへの相談件数は、22日503件、23日444件、24日389件、25日434件となっています。