中東情勢に伴うナフサ不足が、駄菓子や納豆にも影響を及ぼしています。

 仙台市青葉区の杜屋文化堂商店は、懐かしの駄菓子を300種類以上取りそろえています。

 大友葵記者「ナフサ不足の影響を受けて、あめやガムなど様々なな定番の駄菓子が値上がりしているということです」

 10円ガムは税抜き12円に、棒状のゼリーは税抜き30円から35円に値上がりしています。包装するフィルムやプラスチック容器の価格高騰が要因です。

 杜屋文化堂商店柳井真弓代表「人件費も高騰してるし、運送費のコストも上がっているのに加えてナフサも」

 毎月10品ほど値上げせざるを得ない状況となっています。

 各メーカーからは、9月分から計100品ほどを値上げすると連絡を受けています。

 夏の時期に人気の袋入りのジュースは生産が停止し発注再開のめどが立たず、在庫分のみとなってしまいました。

 メーカーによっては、値上げしない代わりに、駄菓子の楽しみ当たりを無くした商品もあります。

 買い物客「難しいところはあると思うが、上がらないでやってもらえると子どもにとってはすごく良いなと」

 杜屋文化堂商店柳井真弓代表「衛生的にも個包装じゃないと困る面もあるが、それに代わる素材が無いことが難しいところですよね」

 事前に多めに仕入れることで、価格を据え置いて販売できるよう工夫をしていきたいと話しています。

 仙台市宮城野区にある創業106年の老舗、宮城野納豆製造所では1日500パックから1000パックの納豆を製造しています。

 中東情勢が悪化する中、ナフサを使ったPSP容器というパッケージの価格が高騰しているということです。

 卸売業者から届いた値上げを知らせるFAXの価格改定幅の欄には、20%以上との記載があります。

 宮城野納豆製造所三浦方也代表取締役「次回発注かけたときに請求書見て、驚くことになるかも。心の準備はしていますけど」

 価格が上がる前に半年分のPSP容器を発注していたため値上げしていませんが、在庫が底をつく秋以降は値上げせざるをえないということです。

 宮城野納豆製造所三浦方也代表取締役「納豆はどうしても単価が安いので値上げの幅が小さくても価格転嫁していかないと、同じ値段で提供し続けることは厳しいかなという状況」

 納豆メーカーが使用する液体の「納豆菌」も販売していますが、専用のボトルがプラスチック製で1本当たり約50円値上がりしているということです。

 ガラス製に変えると価格が約10倍に跳ね上がるため、値上げは我慢せざるをえません。

 宮城野納豆製造所三浦方也代表取締役「数カ月利益を圧縮して耐え忍んでから、このくらい上げたら採算が取れるかなということを時間をかけて算出していこうかなと考えています」