3月16日の地震で脱線した東北新幹線の車両の一部が27日に現場から撤去され、JR白石蔵王駅に収容されました。

 高橋直希記者「白石蔵王駅には赤色のE6系車両4両が停まっています。脱線した現場から運ばれてきた模様です」

 JR東日本では20日から脱線した車両をジャッキアップして線路に戻す作業を進めていて、27日正午ごろには4両が現場から撤去され、2キロほど離れた宮城県白石市のJR白石蔵王駅に収容されました。

 最も大きく1mほど脱線した6号車と、その前後の車両は29日からクレーンで作業する予定です。

 東北新幹線は、福島県の郡山と岩手県の一ノ関の間で運休が続いていて、全線の再開は4月20日前後になる見通しです。