宮城県の塩釜港で、宮城海上保安部の巡視船から重油が流出した問題で、第2管区海上保安本部は、周辺海域で行っている水質検査について、現時点で結果が出ている地点からは重油成分が確認されなかったと発表しました。

 2026年3月、宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から燃料の重油が約1万5000リットル流出し、周辺で養殖ワカメなどの出荷が見送られるなど、5億円以上の被害が出ました。

 宮城海上保安部は、事故原因について、単純な操作ミスや機械の不具合、巡回の寝過ごしがあったと
謝罪し、6月から環境省や宮城県と周辺海域で水質検査を行っています。

 水質検査では、海水や海底の泥を採取していて、現在結果が出ている37すべての地点から重油の成分は確認されなかったということです。

 漁業者からの要望などをもとに現在も23地点で検査が進められていて、7月末にはすべての検査結果が判明する見通しです。

 重油の成分が確認されず、安全性が認められた場合は、8月から始まるノリの種付けなどを前に県が安全宣言を出す方針です。