第2管区海上保安本部が海難事故を想定し、機動救難士と潜水士の合同訓練を行いました。

 仙台塩釜港で行われた訓練には、仙台航空基地に所属しヘリコプターで現場に駆け付ける機動救難士7人や、八戸海上保安部に所属する潜水士8人など約30人が参加しました。

 訓練では、巡視船を座礁した船に見立て乗りこんだ潜水士とヘリコプターで降下した機動救難士がそれぞれの役割分担を確認しながら、船内に取り残された乗組員を救助していました。

 仙台航空基地榎木大輔上席機動救難士「私たち機動救難士はヘリとの連携という点では機動力は持っていますが、マンパワーは持っていない。大きな事案に対しては2者の連携が非常に重要」

 東北6県で機動救難士が所属しているのは仙台航空基地、潜水士が所属しているのは八戸海上保安部のみで、第2管区海上保安本部では今後も訓練を実施し、連携を強化していきたいとしています。