全国旅行支援が始まって初の週末、宮城県内有数の観光地、大崎市の鳴子温泉は多くの観光客で賑わいました。

 15日土曜日の鳴子峡です。紅葉は一部で色付き始めている程度ですが、全国旅行支援を利用した県外からの観光客が多く訪れていました。

 神奈川からの観光客「Q全国旅行支援は?はい、ホテルの方で割引等々もらっています」

 埼玉からの観光客「昼食かあるいはお土産屋さんがあればすぐ使いたいと思います」

 全国旅行支援を利用して旅を満喫する人がいる一方で、支援が受けられなかったという人も・・・

 秋田からの観光客「Q支援は利用されましたか?いえ、いっぱい混んでて無理でした。悲しいですね、せっかくのチャンスだったんですけど、無理でしたので」

 土産物などを扱う鳴子峡レストハウスでは訪れる人が前年の同じ時期と比べ2割ほど増え、全国旅行支援の地域クーポンを使って買い物をする客も多いということです。

鳴子峡レストハウス大場新伍店長「今のところ、朝ホテルとかをチェックアウトされたお客様が30組ぐらい(クーポン券を)ご利用になってます」

 鳴子温泉で乳白色の源泉掛け流しが人気の「東多賀の湯」です。

東多賀の湯・遊佐由起子女将「ネットの予約から最初に埋まってきて、売り切れになったっていう状況があったらしいので、その後電話予約がたくさんありました」

 例年紅葉の時期は徐々に予約が埋まっていくそうですが、今年は11日から全国旅行支援が始まると一気に予約が殺到しました。

 東京からの宿泊客「宮城県に来たことなくて温泉とかおいしいものも楽しみたいなということで、さらに割引になるんだったら行きたいなと思って来ました」

 宿では電話での問い合わせへの対応などいつにない忙しさとなりましたが、コロナ禍で厳しい時期が長かっただけに今回の旅行支援に大きく期待しています。

 遊佐由起子女将「全国旅行支援のマニュアルとか読み込まなきゃないことがいっぱいありまして、喜び半分混乱半分です。コロナでお客さんが足が遠のいてる状況ですから、もう少し続けていただければいいんでないかなと思います」