不登校の生徒を支援する小中一貫の特例校が2023年、宮城県白石市に開校する見通しです。入学を検討する児童や生徒らを対象に、オープンスクールが開かれました。

 2023年4月に白石市に開校予定の通称白石きぼう学園は、文部科学省が指定する小中一貫の不登校特例校で、児童や生徒一人一人に合わせてカリキュラムを編成できる学校です。

 14日、入学を検討する児童や生徒、保護者など40人を対象にオープンスクールが開かれました。

 白石きぼう学園では、学校行事は入学式と卒業式に限定し部活動や定期テストはありません。

 地域での体験学習に重点を置き、学び直しにも力を入れます。

 白石市教育委員会学校管理課星健太郎指導主事「一人でも多くの子どもたちに適した柔軟な対応をし、展開していきたいというところでございます」

 定員は、各学年6人程度を予定しているということです。

 文部科学省の正式な認可は年明けとなりますが、宮城県によりますと小中一貫の特例校の開校は東京、奈良の学校に続いて全国3例目になります。