東北大学災害科学国際研究所の新所長に、災害医学を専門とする栗山進一教授が就任し「被災者支援と今後の災害への備えに粘り強く取り組む」と抱負を述べました。

 東北大学の災害科学国際研究所は、社会に役立つ災害研究の拠点として大震災の翌年に発足しました。

 3代目の所長に就任した栗山進一教授が6日、就任会見に臨みました。

 東北大学災害科学国際研究所栗山進一新所長「一番は、備えましょう、逃げましょう。(災害に備える)行動変容を粘り強く(働き掛けていく)」

 栗山新所長は、京都府出身の60歳。東北大学理学部と大阪市立大学医学部を卒業し、東北大学災害科学国際研究所の教授を2012年7月から務めてきました。専門は災害医学です。

 栗山新所長は、人口減少と少子高齢化でコミュニティーの維持が2040年に全国各地で難しくなる2040年問題は、被災地では既に起きていると指摘しました。

 東北大学災害科学国際研究所栗山進一新所長「被災地への支援は、近い将来の日本支援と同じなんだ、というぐらいのつもりでやっていかなければいけない」