宮城県栗原市が発注した測量設計業務をめぐる贈収賄事件で、収賄の罪で起訴された元職員の初公判で検察側は懲役1年を求刑しました。

 栗原市の元職員、菅原一彦被告(63)は2020年9月下旬、公共工事の測量業者の選定で栗原市の業者に便宜を図り、見返りとして自ら測量作業を下請けした上、作業報酬としてダウンジャケットなど約50万円相当の物品を受け取った収賄の罪に問われています。

 25日に仙台地裁で開かれた初公判で、菅原被告は「間違いありません」と述べ起訴内容を認めました。

 検察側は「家族経営で融通が利く業者に不正を持ち掛けて、測量資格を持つ菅原被告が業者の代わりに測量設計し、報酬として業者に物品を購入させた。公務の公正さを害する悪質な犯行」と指摘し懲役1年を求刑しました。

 一方、弁護側は財産的利益が多額とは言えないなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は、5月26日に言い渡されます。