宮城県加美町で室町時代から伝わる防火を祈願するまつり「火伏せの虎舞」が4年ぶりに披露されました。

 火伏せの虎舞は加美町の中新田地区に650年以上前から続く防火を願う祭りです。新型コロナの影響で29日、4年ぶりに開催されました。

 この地区では春先に強い風が吹き荒れ、たびたび大火に見舞われたことから、当時の領主が虎の威を借りて風を鎮めようと奉納したのが始まりとされています。

 観客「屋根の上で踊ってくれるので下から見てると迫力があるので見てて爽快な気分です」「かっこよかったです」

 虎舞を披露した中学3年生「最初は緊張するなとか不安な気持ちがありましたけど、いざ舞台に立ってみたらみんな喜んでる顔が見れたので緊張も吹っ飛んで楽しくできたと思います」

 4年ぶりの祭りとあって、訪れた観光客は勇壮な虎舞に大きな拍手を送っていました。