宮城県石巻市でブランド化を目指す、オリーブを餌に与えたギンザケが今年初めて水揚げされ、5日に試食会でふるまわれました。

 石巻専修大学は2018年から石巻市と連携して、オリーブを活用したギンザケの養殖に取り組んでいます。雄勝湾の養殖施設でオリーブのしぼりかすや、葉っぱを混ぜた餌を約1か月間与え、今年3月に初めて水揚げしました。

 石巻市雄勝町の道の駅で、オリーブを与えたギンザケと通常の餌で育てられたギンザケを食べ比べる試食会が5日開かれ、来場者にふるまわれました。

 試食した人「オリーブを食べてないほうは、ちょっと脂がきつい感じがするんですけど、食べてる方はさっぱりしてて、なおかつコクはあるように感じました。ごちそうさまでした」「いつも食べてるサーモンよりは食べやすかった、おいしかったですね」「とてもオリーブの方が食べやすかったです」「甘くてとても美味しいです」

 石巻専修大学理工学部生物科学科・角田出教授「復興の事業の1つであるということで、宮城県の有数な所(産地)のギンザケに対して使って、宮城県のギンザケブランドをもっと上げたい」

 オリーブギンザケについて、早ければ来年度中にも市場への流通を目指したいということです。