khb子どもの笑顔を広げようキャンペーン、khb本社で行われた子育て応援イベントです。宮城県産木材で作られた知育玩具が人気を集めました。

 子育て世代が交流できる場を作ろうと、仙台市太白区あすと長町のkhb本社で毎月第3水曜日に開催されている子育て応援イベント。
 4回目となる今回は、仙台市の未就学児と保護者29人が参加しました。

 イベントでは、絵本の読み聞かせや手遊びのほか育児の悩みなどを語り合うトーク企画が行われ、子どもたちの笑い声と共に会場は大いに盛り上がりました。
 そこで子どもたちが夢中になっていたのが。

 阿部美里アナウンサー「今回のイベントで登場したのが、こちらの木製ブロック、ズレンガです。パーツを組み合わせていくだけで、実際に人が入れる大きさの家まで作る事が出来るんです」

 縦17センチ、横8.5センチのレンガ型のブロックとポッチと呼ばれるパーツを組み合わせて遊ぶ木製知育玩具ズレンガは、滋賀県の材木業者が子どもたちが夢中になれるおもちゃを作りたいと開発しました。
 子育て応援イベントにズレンガを届けてくれたのは、南三陸YES工房です。
 南三陸YES工房大森丈広代表理事「私たちも木育というテーマで宮城県各地で様々な場所でイベントを行っておりまして、(khb子どもの笑顔を広げようキャンペーンの)考え方・コンセプトに共感しまして今回ご一緒させていただきました」

 震災後、地域住民の雇用と交流の場作りを目指し設立された南三陸YES工房は、南三陸町名産のタコをモチーフにした合格祈願の縁起物オクトパス君をはじめ、まゆ細工や木工品など町の資源を生かしたもの作りを行っています。

 南三陸YES工房は、宮城県におけるズレンガの普及啓蒙活動を行っていて、今回持ち込んだのは南三陸産のスギを使用した特注品です。
 南三陸YES工房大森丈広代表理事「杉というのは柔らかい材なので、安全に遊具としてもご活用いただけます。良い香りもしますので木育というテーマに対しては杉という素材が一番良いのかなと思っております」

 元々、記憶力や思考力など様々な能力の向上が期待できると人気のブロック遊び、子どもたちの無限の想像力を育むズレンガは軽くて柔らかいため見守る保護者も安心です。
 保護者「作りが単純だけど遊び方は無限にあるというか。けっこう小さいので使いにくいかなと思ったんですけど、まっすぐ並べるだけで線路にしたり車にしたりとか意外と遊びやすいんだなと思って。すごく良いと思います」「息子が恐竜で遊んでたので恐竜の家を作ってたんですね。自由自在に形が作れるので親も楽しいです」

 南三陸YES工房大森丈広代表理事「想像力豊かですぐパーツの構成を理解して、自分の好きな形を作っているというのがすごい印象的でした。親御さんだけではなくて地域の方々や色んな方と関わる事で、子育ての負担というのも一緒に共有できるというような考え方や仕組みというのにもすごい関心を持っていまして、そのきっかけとして持ってきたズレンガをご活用いただければ幸いです」