仙台市中心部から仙台東部道路を結ぶ、仙台東道路の整備計画で4つのルート案が示されました。仙台市の都市高速として、渋滞緩和などの役割が期待されています。

 仙台東道路は、青葉区の西公園から始まる仙台西道路から沿岸部の仙台東部道路までを結ぶ区間です。

 東北地方整備局が示した4つのルート案は、定禅寺通や広瀬通、青葉通を通り、JR仙台駅付近から仙台東部道路の仙台港北ICや仙台東ICまでをつなぐ高規格道路です。

 区間中には、宮城県が計画する広域防災拠点や仙台トラックターミナル、仙台市中央卸売市場があります。

 渋滞の緩和が期待され、物流や防災の拠点を結ぶ仙台の重要な道路になる仙台東道路は、既にある道路を生かして地下トンネルや高架型などを想定しています。

 仙台東道路の整備に、運送会社も期待します。

 大衡運送仙台支店川口実統括管理者「週末に仙台市の街中を通ってしまうと渋滞に巻き込まれることがあって、大型車は肩身の狭い思いをして走っている。仙台東道路は、特に大型車にとってはメリットがあると思います」

 東北地方整備局では周辺の事業者や市民の意見も聞きながら、ルート案の絞り込みや道路の構造を決めていく方針です。