宮城県南三陸町に整備中の広場で、さんさん商店街などから移設されたモアイ像の組み立てが行われました。

 組み立てられたのは、チリ地震津波から共に復興を目指した友好の証として1991年にチリ人の彫刻家によって制作された像と、2013年にイースター島から世界で初めて寄贈された像で、復興やチリとの絆を象徴する町のシンボルです。

 1991年に制作されたモアイ像は、震災の津波によって胴体と頭がばらばらになり別々の場所に保管されていましたが、12年ぶりに一体化されることになりました。

 2013年に寄贈されたモアイ像は、これまでさんさん商店街に設置され復興のシンボルとして親しまれていて、広場の整備に合わせ移設されました。

 南三陸町建設課及川伸さん「これからずっと南三陸町を見守ってくださるモアイが移設できたことは、町全体としてうれしいと思います」

 うみべの広場に移ったモアイ像は海を背に町を見守るように配置され、7月29日の広場オープンに合わせ一般公開されることになっています。