福島第一原発から夏ごろに予定される処理水の海洋放出についてです。東京電力は、放出に向けた工事の状況を報道陣に公開しました。

 東京電力は26日、宮城県政記者会の加盟社に東京電力福島第一原発の構内を公開しました。

 東京電力は、汚染水に含まれるほとんどの放射性物質をALPSと呼ばれる設備で取り除き、処理水としてタンクにためています。 しかし、保管場所が2024年にも無くなるため、処理水を海水で薄めて海へ放出する方針です。

 夏ごろとされる放出の開始に向けて東京電力は準備を進めていて、26日は処理水を沖合1キロほどの海底に設ける放水口から流すための水路の工事状況などが公開されました。

 東京電力は工事の完了について6月末を目指すとしたうえで、放出の開始時期については次のように述べました。

 東京電力広報室高原憲一さん「放出に関しては、これからもずっと理解醸成を進めたうえで適宜時期が来たらということになろうかと考えている」

 処理水の海洋放出をめぐっては、漁業者などから風評被害を心配する声が上がっていて、東京電力や国は理解を得られるよう今後も説明を続けていく姿勢を示しています。