東北電力が2024年2月の再稼働を目指す女川原発2号機について、複数の市民団体が宮城県に対し安全性の検証を求める要望書を提出しました。

 宮城県庁で要望書を提出したのは、さようなら原発みやぎ実行委員会など約40の団体です。

 要望書では、県が女川原発の再稼働について2020年11月にいわゆる地元同意した後、2022年3月に起きた福島県沖地震で、1号機の原子炉建屋にあるクレーンに亀裂が見つかったことなどを問題視しています。

 さようなら原発みやぎ実行委員会多々良哲さん「そもそも女川原発のプラントとしての耐震安全性を根本的に検証し直すとということはできるとお考えですか」

 県原子力安全対策課横田浩志課長「まず一義的には規制委員会が審査、また検査をおこなうものと考えております」

 女川原発2号機をめぐって仙台地裁は24日、運転差し止めを求めた住民の訴えを棄却する判決を出しました。東北電力は2024年2月の再稼働を目指しています。