地域の交流を深め伝統文化を学ぼうと、五穀豊穣を願う田植踊りの授業が宮城県富谷市の小学校で行われました。

 県の無形民俗文化財に指定されている富谷田植踊りは、富谷市北部の原地区に伝わり、60年ほど前までは正月や祝いの席で踊られていました。

 踊りを次の世代に引き継ごうと、富谷小学校で地元保存会のメンバーによる授業が行われ、4年生約90人が振り付けを教わりました。

 児童「扇子を回したり、手首に乗せたりするところが難しかったです」

 富谷田植踊り保存会若生隆雄代表「将来どうしても残したい芸能なので、何人か残って踊りを継承していただきたい」

 児童たちは今後、月に2回振り付けを学び10月の学習発表会で披露するということです。