夏の甲子園、仙台育英が神村学園(鹿児島)に勝利し、2年連続の決勝進出を決めました。夏連覇まであと1勝です。

 仙台育英はエース高橋煌稀が今大会初めて先発のマウンドに上がります。

 2回、得点圏にランナーを背負うとタイムリーを浴び先制を許します。

 直後の攻撃で仙台育英はチャンスを作り7番の登藤がレフトへのタイムリーですぐさま追いつきます。

 3回、先頭の2番山田がヒットで出塁すると足を絡めた攻撃でチャンスを広げます。打席には4番の齋藤陽がスクイズ。際どいタイミングも山田の俊足が勝り勝ち越しに成功します。1点を加え更にチャンスで、履正社戦でホームランを放っている2年生鈴木拓斗が今大会2本目のホームラン。5対1とリードを広げます。

 5回、先発高橋は1点を返されてなおもピンチで、レフトフェンス際への大きな当たりを鈴木拓斗がファインプレー。ホームランの後は守備で魅せます。

 3点リードの8回。ランナー3塁のチャンスでここまでノーヒットの1番橋本がセンター前に弾き返し追加点。橋本はこのヒットで夏の甲子園通算安打が歴代4位タイの23本となりました。

 6回からは湯田が登板し、4イニングをヒット1本で無失点と神村学園打線を完璧に抑えました。

 仙台育英は2年連続の決勝進出、史上7校目となる夏連覇まであと1勝です。決勝は23日午後2時から、慶応(神奈川)と対戦します。