今シーズン初めての渡り鳥の調査が、宮城県で一斉に行われました。暖冬の影響が心配されましたが、おおむね順調に飛来しているということです。

 調査は約500カ所の川や沼で行われ、このうち伊豆沼では県の職員などが双眼鏡で鳥の数を数えました。

 ガンやハクチョウは、約4000キロ離れたロシア極東部の繁殖地から越冬のため日本にやって来ます。

 調査では県全体でガンが約19万1000羽、カモが4万5000羽、ハクチョウが7000羽確認されました。

 県によりますと、暖冬の影響で飛来の遅れが心配されましたがカモやハクチョウは過去3番目、ガンも過去5番目の多さでおおむね順調に飛来しているということです。

 県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「少し暖かい日が続いてきてますが、これから寒さが進むにつれて飛来数は増えてくると考えています」